午前中しか食べれない?ドイツ名物 白いソーセージ

その名もヴァイスヴルスト

ドイツの名物である白いソーセージをご存知だろうか。
日本のスーパーで売っているハーブの練り込まれたものを想像する人も多いかもしれない。間違いではないが、我々はあれをフライパンでコロコロと焼いて食べるのが一般的な気がする。

しかし本場ドイツ・バイエルン名物のヴァイスヴルスト(白ソーセージ)は、焼き目はなくむしろお湯の中にプカプカと浮いていて何より午前中しか食べることができなのだという…。

本場はバイエルン、ミュンヘンでも食べれる

澄んだ空気の1月のミュンヘン

白ソーセージを求めて向かったのはミュンヘンでは有名店、「Schneider Weisse(シュナイダー・ヴァイス)」の直営レストラン。
※Schneider Weisse(シュナイダー・ヴァイス)はバイエルン地方産の小麦を使った白ビール

Schneider Weisse

Schneider Bräuhaus
Tal 7, 80331 München
9:00~23:30
※最新の情報は公式HPへ

早速オーダー

まるで素材画像のような写真が撮れたぞ

運ばれてきたのは、想像していた通りのヴァイスヴルスト(白ソーセージ)。
左右にライオンの顔のモチーフが付いた白いスープボウルに入っており、そういえばヨーロッパに来てからこのスープボウルをよくみるな…と思い調べてみるとドイツのブランドではなくフランスでオニオングラタンスープを入れる器として定番のデザインらしい。

ついてきたプレッツェルもモチモチで美味しい

ヴァイスヴルストには、実は正しい食べ方がある

実はこの白ソーセージには正しい食べ方がある。基本的に普通のソーセージとは違い、皮の部分は硬いので食べないらしい。ナイフで縦に切れ目を入れて、ナイフとフォークを使って皮を剥がしながら取っていきマスタードを付けて食べる。

そのためパリッとした質感ではないものの、柔らかくてしっかりとした味のついたソーセージと甘めのマスタードがよくあっていて美味しい。焼いていないからなのか、なんだかフレッシュな感じがしないでもない。

でも、なぜこれは午前中しか食べれないのか?

午前中しか食べれないわけではない

そもそも午前中にしか食べられない、というのは「白ソーセージに正午の鐘を聞かせてはならない」ということわざから来ているもの。午前中のうちに食べようという意味合いがあるのだが、新鮮な子牛のお肉に香辛料を混ぜて作るため非常に痛みやすく、昔はまだ長い時間保存ができなかったため白ソーセージは午前中のうちに食べた方がいいよーという言い伝えから来ているそう。(なんやねん)

なので冷蔵庫のある今の時代ならいつでも食べれるので大丈夫。
※お店によっては出ていない場合もあるとのこと


もしドイツへ足を運んだ際は、ぜひそんなフレッシュなヴァイスヴルストを試してみてほしい。

X(旧Twitter)
Line