写真が撮りたくなる!イスタンブールカフェ特集
トルコ・チャイが飲める魅力的なカフェ8選
31 May 2023
2022年11月のロンドン在住夫婦ふたり旅。
秋でも比較的暖かく、ロンドンからは約3時間のフライトと行きやすいイスタンブールへ行ってきました。
日本がふたつ入るほどの広さを誇るトルコ。
国のあちこちに見所がありますが、今回はじっくりゆっくりあえてイスタンブールだけ1週間。
アジアとヨーロッパの境目にあり、はるか昔から多文化が行き交ってきた場所。
ユニークな土地柄もあって、イスラム国家でありながらもヨーロッパの雰囲気が混合し、いろんな表情を見せる面白い都市です。
そして、私たちが旅行中ほぼ毎日口にしていたものといえば「トルコ紅茶(チャイ)」。
気づけば写真に収めたお気に入りの景色には、いつもチャイが。
ということで、今回は思わずシャッターを押したくなるような、「チャイが飲めるおすすめのカフェ」を写真と一緒に巡っていきます!
トルコといえばトルココーヒーが有名ですが、紅茶(チャイ)も国民的飲み物というだけあって、街中どこでも気軽にいただけます。
ちなみにインドのチャイとは別ものです。
ぽてっとした伝統的なグラスに注がれたチャイは、日本で馴染みのあるストレートの紅茶の味に近い印象。
ミルクなしがトルコ式、お好みで砂糖を入れます。
値段は安く場所によっては1杯80円(2022年11月時点のレート)ぐらいで飲めてしまうので、1日に何度もティータイムを楽しんでいました。
ここからは実際に私たちが足を運んでチャイを飲んだ場所を順にご紹介!
① Gulhane Sur Cafe
アヤソフィア大聖堂のすぐそばで、トプカプ宮殿など観光名所が集まる旧市街の下り坂にあるカフェ。
質素ながらも伝統的な装飾が散りばめられ、古き良きトルコな雰囲気が味わえる。
観光スポット巡りの途中で足腰を休めるのにぴったりな立地。
日よけ付きの外席で気持ちのいい風を感じながら行き交う人々を観察するのも楽しい。
② Istanbul Kahvehanesi
ブルーモスクからアヤソフィア大聖堂に向かう途中、ある建物の中に引き込まれるように足を踏み入れてみた。
そこは人通りの多い観光地とはまるで別世界のひっそりとしたオアシス的空間。
屋敷の中庭風で、オスマン帝国時代にタイムスリップしたような気分にさせてくれる。
ナッツのパイ菓子バクラヴァにはほろ苦いストレートのチャイが抜群に合う。
隣接するバザール・オブ・イスタンブールでトルコの伝統芸術鑑賞も忘れずに。
③ Velvet Cafe, Balat
ユダヤ人地区、バラットにある乙女心をくすぐる、どこでも絵になるかわいいカフェ。
落ち着いた照明が心地いい室内もいいけど、天気のいいこの日はガーデン席をチョイス。
グリーンとアンティーク家具のコンビネーションがツボすぎて何時間でもいれてしまいそう。
しっとりしたチョコブラウニーは口溶けなめらかなもっちりトルコアイスと相性ばっちり。
色とりどりのアンティークカップのセレクションも必見。
④ Karabatak
旧市街からガラタ橋を渡った向こう側に位置する、カラキョイ地区。
かつて貿易の中心地として栄えた面影が残る、歴史とモダンが融合する注目のエリア。
その中でも、流行に敏感な学生や観光客で賑わう活気あるカフェがこちら。
古い建物を改装しイスラムタイル風のペイントやビンテージ家具で飾られたレトロな内装。
緑の屋根の下、外席でゆったり過ごすのも◎。
⑤ Cukurcuma Antiques & Cafe
ククルクマ地区にあるアンティークショップの中にあるカフェで、買い物ついでの休憩に利用できる。
店内にひしめき合うアンティークの品々を眺めながら飲むチャイもまた、アンティークカップで。
1970年代にアンティーク分野でのキャリアをスタートさせた創業者の情熱溢れるお店。
このあたりは何軒もアンティークショップやギャラリーが連なっているので、歩いているだけでも楽しい。
⑥ Anadolu Nargile Corlulu Ali Pasa Medresesi
旧市街の小道にあるシーシャバー。
シーシャ好きには名の通った場所で、地元民や観光客でいっぱい。
シーシャを吸わなくてもドリンクのみもオッケーということで、雰囲気に浸りたくて寄ってみた。
トルコランプ、無数のシーシャ器具、独特の甘い香りに包まれて異空間にどっぷりつかる。
トルコを五感で感じたいならぜひここへ。
⑦ Limonluk Cafe
ボスポラス海峡沿い、オスマン帝国の皇帝が住んでいた煌びやかで豪華なドルマバフチェ宮殿の中庭にあるヨーロッパ調のカフェ。
宮殿はかなり広く、見どころがいっぱいなのでお茶休憩は欠かせない。
敷地内のいくつかのカフェの中でもおすすめはこちら。
広々としたガラス張りの植物園の温室みたいな空間と小綺麗なインテリアが美しい。
⑧ Galata Sarnic Cafe
イスタンブールの旧市街と新市街をつなぐガラタ橋は上下2層に分かれ、上は道路橋、下にはたくさんのレストランやカフェが。
このカフェからはイスタンブールの美しい夕日が見られ、夕方から日が沈むまでソファー席でゆっくりとくつろげる。
チャイをすすりながらシーシャの煙をふかすのもよし。
モスクの向こう側に落ちていく太陽をただただ見つめ、一日を振り返るのもよし。
旅の締めくくりに寄りたい場所。
街歩き+チャイはトルコ旅行のハイライト
イスタンブールでチャイを飲むならぜひここへ!
と自信を持っておすすめできる8店をご紹介しました。
チャイを求めてカフェへ行き着くまでの街歩きも旅の楽しみのひとつ。
それぞれのエリアが持つコロコロと変わる表情を、イスタンブールの生活の中に溶け込みながら感じてみましょう。
どのお店のスタッフもフレンドリーで優しく、交わした会話が思い出に彩りを添えてくれました。
安らぎ、トルコの日常の景色、人々のあたたかさに触れさせてくれるチャイの深い味わい。
ぜひチャイの数だけシャッターを押して、忘れたくないイスタンブールの一瞬を切りとってみてください。