ポートワインと海鮮の大人旅 inリスボン

大人になってから行きたい旅先、多分No.1

大人がもう一度行きたい旅先とは、どんな場所だろう?

私の中で、これが大人にとっての最高の旅か〜と、特に思い出に残っている旅先はポルトガル・リスボン。気の合う友達3人で夏の始まりにフラッと向かったリスボンは、まさに大人の女子旅としてピッタリだった。この記事では、まったりのんびり大人な旅をしたい方へおすすめの首都リスボンの楽しみ方をサクッとシンプルにご紹介。

リスボン、3つの大きな魅力

ゆっくりと流れる時間を楽しめる、のんびりとした都市

大人になると、旅先が毎回騒がしい街は少し疲れてしまうため、リスボンの治安の良さはありがたかった。夜になってもヨーロッパにありがちな馬鹿デカクラブミュージックも聞こえず、レストランでまったりと*ビファーナを食べながらおしゃべりしている地元民がいる程度である。

*ビファーナ=ポルトガルの伝統料理で、豚肉のサンドイッチ。ジューシーな肉をスパイスで風味付けし、パンに挟んで提供される。

ディナーを食べたら、帰り道にライトアップされたリスボンの街並を歩いてみてほしい。海岸沿いに座り込んで寄り道をすると、海の音を聞きながら友達とまったりおしゃべりできる。忙しい日々に忙殺されている社会人にとってはまさに理想的な経験。

安くて美味しい!ポルトガルの海鮮とワイン

このポートワインはカルディでも買えると聞いたのでぜひ試してほしい
テーブルに運ばれてきた瞬間に3人のテンションが上がったのは、この焼き海老

そもそも私はそこまでお酒に詳しくないが、ポルトガルで飲んだワインはそんな私でも思わず「おっ」となった。私たちが特に好んで飲んでいたのは「ホワイト・ポート」と呼ばれるポルトガルの白ワイン。程よい酸味と辛口なのが特徴。多くの店で、フルボトル・ハーフボトル・グラスの中からサイズを選ぶことができた。(このハーフボトルが、私たちにはちょうどいい大きさだった)

そしてポルトガルは大西洋に面した国、新鮮な海鮮が安くて美味しい。ヨーロッパの海鮮料理はほぼ加熱調理のため、日本とはまた違った海鮮の楽しみ方ができる。それにさっぱりとしたホワイトポートがとてもよく合う。

ちなみにポートワインがびっしりと並んだワインバーも時々街中で見つけるので、そこもチェックして欲しい。缶詰も有名なポルトガル。ワインバーで好きな缶詰をいくつか選び、ポートワインを頼むのもおすすめ。私たちが入ったワインバーでは、看板犬がのんびり店内で寝ていた。

愛しい。ヨーロッパの飲食店には割と普通に犬がいる。犬に優しい世界。

無駄な体力は極力使いたくない大人へ。
トラムでサクッと丘へ登って、リスボンの美しい街並みを。

この写真には写っていないが、左側にブーゲンビリアと言われる鮮やかなピンク色の花が咲いている

「丘登ると綺麗な街並みを眺められます!」というガイドブックの言葉が苦手なのは、大体その丘に登る作業がしんどいから。たまにそんなに美しくない時があるのも大きな理由。ただ、リスボンのサンタ・ルジア展望台はしんどい思いをしたくない大人にはピッタリな丘。トラムに乗って停留所を降りればもうそこは丘の上で、美しいリスボンの街並みを一望できる。

怠慢な人間が見ても良い丘からの景色とは思えない美しさで、アズレージョタイル*まで楽しめてしまう。ありがとう。

丘の一部にはアズレージョタイル*がびっしり敷き詰められている

夕焼けに染まる黄金の街、リスボン

写真よりも実物の方が100倍綺麗

まとめ

そして、最後に特に良かったのがリスボンの街と夕焼けの組み合わせ。トラムはもちろん、建物の配色もイエローが多いリスボンは、夕焼けになると夕日のオレンジ色と重なって街全体が金色に染まったように見える。夕焼けの時間が近くなったらぜひコメルシオ広場にいって、金色のリスボンの街並みを体験してほしい。

キラキラな街を眺めながら美味しいものを食べて、まったりと過ごすことができる初夏のリスボン。
この他にもアズレージョ美術館やカフェ、パティスリーなどコンパクトながら大人が楽しめる魅力がギュッと詰まっているので、次の旅先の候補にぜひリスボンを!

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